飲食店辞めたい

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入社した飲食店が社会保険に未加入!?

      2015/08/04

これは社会人経験の少ない20代の若者達に意外にも多い事実かもしれません。

ボーナスや月給には目が行くものの、社会保険の加入の有無を案外に見落としてしまう。

実は世の飲食店で多いのが、この社会保険未加入。

 

なぜ加入していないのか?

これが実態としてどんな事を意味するのか?

 

解説します。

 

そもそも社会保険とは?

念のため簡単に触れておきますね。

そもそも社会保険とは一体何を指すのか?

大きく分けて、

 

・雇用保険(失業した際の手当)

・健康保険(ケガや病気になった時の保険)

・介護保険(介護を必要とする人の保険)

・厚生年金(老後の給付金)

 

この4種類を指します。

介護保険は40歳以上からの適用なので、特に若い方には馴染みが少ないかもしれませんね。

基本的には上記の4つが社会保険料として給料から天引されます。

 

ところが飲食店の中にはこれが引かれない会社も存在するのです。

 

飲食店で社会保険適用の会社とは?

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株式会社や有限会社などの法人の場合、たとえ社長1人だけの会社であっても、業種を問わず、強制適用事業所として社会保険に加入する義務があります。

個人経営の場合、法定業種であれば、従業員数が5人未満なら強制ではなく任意適用、5人以上になると強制適用となります。

それに対し、個人経営かつ法定外の業種であれば、従業員数にかかわらず、任意適用となります。

飲食店は法定外業種(強制適用ではない)となっていますので、従業員が何百人いようとも、個人経営であれば加入義務はありません。

(※グルメキャリー140号参照)

 

 

とあります。

飲食店でも大手やチェーン店では、社会保険が強制加入になっているのが普通です。(法人なので)

ところが、個人経営(法人化していない)お店だと、経営者の意向で社会保険に加入する必要は無いのです。

(※ただし、雇用保険に関しては従業員は1でもいれば加入しなければなりません)

 

そのため、よく分からず個人経営の料理屋や、2~3店舗経営の小さな飲食店に入った場合などは社会保険未加入のお店は意外にも多いのです

中には有限会社~、株式会社~と堂々と法人化を謳っているにも関わらず社会保険が全く完備されていない。こんな飲食店も往々にして存在します。

 

これでどんな問題が起こるのか?

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会社で健康保険に加入できない場合には、市区町村の運営する「国民健康保険」に加入するようになります。

 

これちょっとおかしい構図になります。

 

というのも、法人化していないとはいえそのお店で働いている以上は、立場はサラリーマンです。

当然雇われなので給料も月給制となります。

 

普通、国民健康保険って自営業者やパート・アルバイトなどのフリーターが加入するものです。

 

なので社員なのに国民健康保険だと、給料はサラリーなのに保険は自営。

こんな構図になってしまいます。

 

また国民健康保険は世帯単位で加入します。

そのためもし自分が実家ぐらしで親元に住んでいるとすると、万が一保険料の滞納があった場合などは世帯主に督促状が来ます。

自分の過失に対して親が恥ずかしい思いをしてしまうのです。

 

払い漏れで慌てて銀行などに払いにいくようなものなら、

「自営の方ですか?」

などと意味不明なことをサラリーマンなのに言われる始末。

給料から天引されないため、いちいち自分で管理しなければいけないため、特に多忙な飲食店勤務者にとっては煩わしくもありますね。

今では健康保険も国民健康保険もその違いはほとんどありませんが、会社の加入する健康保険組合によっては若干手当が厚いこともあります。(国保だと傷病手当金、出産手当金が財政の状態ででない自治体もある。)

また周囲の人間からみて社会保険も完備されていない会社だと、それだけで不審な眼差しを向けられたりもします。

大した問題ではないかもしれませんが、こういった面倒くさい自体が生じるのも1つの事実です。

 

マイナンバーの導入で年金を取り立てられる!?

社保の整備がなされていない場合、年金を自分で支払うことにもなります。いわゆる通常の会社員の厚生年金に対して国民年金ですね。

将来的に支給されるか否かは別にして、厚生年金の方が手当が厚いのは言うまでもありません。

 

これは余談ですが、年金に対する国民全体の不信感から、自主払いのニュアンスの強い国民年金だと支払いを行わない人も結構います。

給料から天引されないから、支払わないのですね。

これもし、未納がある場合は注意が必要になってきます。

というのも2015年1月からはマイナンバー制が導入されます。簡単に言えば、税金と社会保障の管理をしやすくするという仕組みです。

万が一、国民年金の未納があったりすると、全てマイナンバー制で判明してしまうため、将来、これの取り立てが行われる可能性も考えられます。

老後に年金が支払われるかどうかはなんとも言いがたいですが、年金も払っておいた方が安心ではあります。

 

 

そもそもなぜ社会保険に加入しない?

大抵の飲食店では法人化がされているので社会保険に加入しています。

しかし稀に加入していないお店も存在します。

一体なぜ加入していないのか?

普通新規で立ち上げたばかりのお店などだと、まだお店の運営が整っておらず社会保険未加入といったことも起きえます。

しかしお店をオープンさせてから3年以上経っているのに社会保険が無い。こういったところはかなり注意が必要です。

というのも社会保険の代表格でもある健康保険と厚生年金。この2つは労使折半なのです。

平たく言えば、経営者が半分、社員が半分で負担する必要があるのです。

そのため従業員が10人いればその分の保険料を経営者が折半せねばならないため、それを嫌がっている可能性が高い。(そんな問題じゃないんですけどね)

要するに、

 

・会社の経営に四苦八苦している

・単純に使い捨てで、従業員の待遇など考えていない

・経理や経営が煩雑

・料理は修行。飲食店ってそうゆうもの

 

これのうちのどれかに当てはまると言って良いでしょうね。

 

最後に

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社会保険に未加入の飲食店はかなり多いです。

バイトの延長で社員になったものの、改善された点が時給から月給に変わっただけ。

こんな人も多いんじゃないでしょうか?

もし、本当に料理やサービスの修行をしたくて自分の決めた特定の飲食店で働いているのであれば、それは目的がしっかりしているのでいいのでしょう。

しかし、日々の生活や待遇も考え正社員になったのに、いたずらに社会保険が無い。

このような処遇に陥ってしまった時は、本当にそのお店でいいのか再考する必要があると言えます。

社会保険に加入してない会社が昇給を行なったり、ボーナスを支給するとは考えにくいからです。

 

参考にして下さい。

 

 

 

 

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