飲食店の社員を猛烈に辞めたい人へ送るアドバイス!
2019/02/28
世の中に多数ある飲食店。
居酒屋やレストラン等どこもかしこもありふれた町並みの景色として存在します。
しかし、
実際の内部で働く人から見ると、その労働環境は酷いの一言。
飲食業の内部の酷さを大暴露しながらも、その後一体どうしたら良いのかを提案します!
飲食店を辞めたい人必見!
異常な労働時間
まずもって飲食店を辞めたいという最大の理由が、異常なほどに長い長時間拘束です。
この労働時間、異様です。
通常のサラリーマンであれば、朝9時に出勤し、残業をしたとしても大抵が夜の19時か20時には終業をむかえるのが一般的。
おおよそ一日の拘束時間は長くても10時間ぐらいでしょう。
しかし飲食店だと、普通に12時間を突破します!
12時間位ならまだ短い方で、長い時には16時間、18時間拘束なんてのも極々当たり前に起こってきます。
最近では、流行る店・廃れる店の2極化が進んでいる事もあり、商品やサービスのクオリティに力を入れている店舗も多い。
要は料理も全て手作りのうえ、営業内容や店舗の状態に関するミーティングや打ち合わせが頻繁に行われる。
こうなってくると、仕込みのために朝早出をしたり、営業終了後に打ち合わせなんてこともしばしば・・・。
夜の12時閉店のお店だと、終電ギリギリまで営業に携わっているため、下手すりゃ帰れずそのまま店舗に泊まるなんてことも普通に起こります。
翌朝始発で帰宅しても、仮眠をとって瞬く間に出勤。
こんなサイクルが頻繁に起こってくると、
「なんで俺、飲食店なんかで働いてるんだろ。辞めてえな~」
という気持ちがフツフツと起こってくるのです。
飲食業は働いているか寝ているか
異常なほどの長時間拘束をほこる飲食店。
この業界で働いているとある異変なライフワークに陥っていることに気付きます。
それは、
2.寝ている
1日のやるべきことがこの2種類しかないのです。
あえてこれ以外の時間を当て込むとしたら、
・風呂に入っている時間
・トイレで用を足している時間
などありますが、ほんとそれだけ。あとは働いているか寝ているかです。自分の時間が上記3点しかない過酷な業種。
こういったプライベートの時間が全くない事実も辞めたい気持ちを募らせる大きな要因になります。
例えば
8時起床
9時出勤:仕事開始
24時退勤:仕事終了
深夜1時帰宅
風呂にはいる飯を食うなどして2時か3時には睡眠
翌朝8時起床・・・
こんなサイクルで一週間が過ぎていきます。完全にワークライフバランスが崩れているのです。
超絶人手不足も辞めたい気持ちを加速
飲食店は今人手不足の渦中にあります。
募集をかけてもかけても、一向に応募が来ないのです。
リクルートやジョブセンスなどの求人媒体に高額な広告費を払って、特集記事として大々的に応募をかけても一向に応募は来ません。
大手飲食店でさえこの有り様なので、中小企業や個人的などはほとんど応募など皆無に等しいと言えます。
この人手不足で何が一番困るのか?
それは社員だからという意味不明な理由で、貴重な休日さえもなくなることです!
飲食の社員って通常週1の休みで回しているお店がほとんど。
お店の定休日があるところならまだしも、大抵の飲食店はサービス業という形態上、シフトで休日を回しています。
人手不足が故に、この週1の休日さえも削られる始末!
本来、強引に休もうと思えば休めるところなのに、他の社員・店長も同じように休日返上してシフトインしているため気まずくて休めない。
しかも不思議なことに皆んな自分から率先して出勤しているのです。
「人手不足でも売上を落とすわけにはいかない」
「今月はなんとしても予算をとる!」
こんな感じで、自分自身の生活スタイルを向上させることよりも、お店の売上を向上させる事を優先させているのです。
自分もこんな人種に染まっていってしまうのか?こんな疑問もわいてきます。
とてもじゃないがついていけない・・・
飲食店なんか辞めたい・・・
こんな気持が加速していきます。
ブラック飲食ほど経営者や上司が悪質
飲食店を辞めようと上司に相談すると、必ずと行ってよいほど引き止めに合います。
そりゃそうです。
上司も上司でアナタに退職されたら、その穴埋めをしなければならないからです。自分がシフトインする必要があるし、休日も無くなってしまう可能性があるから必死です。
オーナー社長なんかも、自分の経営理念を否定されてるのと同義ととらえるので、「辞めたい」などと言おうものなら、
「今はどこも就職難だから厳しいよ」
「どこいっても待遇なんて似たようなものだよ」
こんな根も葉もない言葉を振りかざしてきて、必死に引きとめようとします。
断言します。
これ全部、感情に振り回されて言っている適当な嘘ですから。
だいたい上司や社長にアナタの一体何が分かるのでしょう?
長時間拘束で労働に縛り上げ、あなたのまだ見ぬ可能性を潰してきた彼らに一体何が分かるのか?
上司はとにかく経営者って根本、低賃金で自分の思い通りに働いてくれる人を重宝します。
特にこの人手不足のご時世にありながらも、今だにこんな考えを持っている経営者も存在します。
お店を辞められる=思い通りにいかなくなる
という式が成り立ってしまうのを非常に嫌います。
そのため何かにつけて必死に引きとめようとするわけです。
こんな時こそ冷静に考えて見て下さい。
・3年後、4年後もこのライフスタイルが変わらない事に耐えられるのか?
・家族、恋人と過ごす時間もままならないこの現実
人手不足の今だからこそ
とここまでツラツラと飲食店の劣悪な労働環境をお伝えしました。
もし上記に述べたようなことがあなたの現実で起こっているというのであれば、即刻に転職すべきです。
もう飲食はこりごりだ・・・。というのであれば潔く他業種へ行くのも一手でしょう。
しかしそれでも料理や接客の情熱が忘れられず、労働環境の良いお店で働きたい!というのであれば「飲食特化型の転職エージェント」を利用してみて下さい。
特に今は飲食店はブラックとホワイトの2極化が進んでいます。
「飲食でホワイトなんてあるの?」と疑問に思う方は、ぜひ優良な飲食店を紹介する転職エージェントに相談してみることをオススメします。
・他業種へ転職できる?飲食を辞めてみんなどんな仕事についたのか?